2018/04/23 22:17
硬水と軟水の違いを分かりやすくご紹介します。
硬水や軟水という言葉は、ミネラルウォーターを飲んでらっしゃる方にはお馴染みかもしれません。
ミネラルウォーターには「硬度」というものがあり、実はこの「硬度」こそミネラルウォーターの味やおいしさを決めるとても大切な要素だったりします。
今回は、そんな硬度のお話を中心に、硬水と軟水の違いをご紹介します。
硬水と軟水の違い|ミネラルウォーターの味やおいしさを決める硬度とは?
硬水と軟水の違いを生む硬度とは
硬水と軟水の違いを理解するには、「硬度」について確認する必要があります。
「硬度」とは、水1000mlに含まれるカルシウム(Ca)とマグネシウム(Mg)の量を表わした数値の事。
ミネラルウォーターの場合、カルシウム(Ca)とマグネシウム(Mg)がミネラル分として設定されていますので、
一言で言うと、硬度とは「水1Lに含まるミネラル分」の事です。
この数値が高いと「硬水」と呼ばれ、低いと「軟水」と呼ばれるという訳です。
ちなみに、WHO(世界保健機関)では、以下のように分類されます。
- 硬度120以上・・・硬水(Hard)
- 硬度60~120・・・中程度の硬水(Moderately hard)
- 硬度60位下・・・軟水(Soft)
すごいですよね、WHOで定められた基準があるということで、水は一気に世界標準のお話に繋がっていきます。
日本の理化学辞典では、この硬度が0~178未満のものを「軟水」、178~357 未満のものを「中間の水」、357以上を「硬水」と定義しています。ただ、基準値が中途半端な数字で分かりにくいこともあり、最近は便宜的に、
- 軟水:硬度100以下
- 中硬水:硬度101~300以下
- 硬水:硬度301以上
と呼ぶようになっています。
硬水の特徴
硬水の特徴、そして良さとしては以下の通りです。
- ミネラル分が豊富でミネラル補給に適している
- パスタを茹でる時やお肉の煮込み料理に適している
- 便秘解消効果が期待できる
などです。
水分補給とともにミネラル補給ができるのが硬水の最大のポイント。例えばダイエット中の方や運動をされる方におすすめのミネラルウォーターです。
一方で、胃腸が弱い人の場合、お腹がゆるくなってしまうこともあります。これは硬水に多く含まれるマグネシウムの影響によるものです。また、腎臓機能に問題がある方が多量に摂取すると、結石のリスクが高くなるという話も。何事も「ほどよく」「適度に」が大切ですので、この辺りはご自身の目的や体質に合わせて選ばれてくださいね。
軟水の特徴
軟水の特徴、そして良さとしては以下の通りです。
- 飲みやすく、口あたりがまろやか
- 赤ちゃんの調乳に適している
- だしを使う和食、お茶や紅茶などに適している
- 肌や髪にも優しい
などです。
軟水は、飲みやすく口当たりがまろやかな所が最大のポイント。日本は軟水の国と言われます。軟水は私たちが普段から慣れ親しんでいる水というのも大きいですよね。
一方で、硬水と比べてミネラル分が少ないので、ミネラル補給を目的にした場合あまり適さない水だったりします。
まとめ
硬水と軟水の違い
ミネラルウォーターには「硬度」があります。
「硬度」とは、水1000mlに含まれるカルシウム(Ca)とマグネシウム(Mg)の量を表わした数値の事。一言で言うと「水1ℓに含まるミネラル分」。
硬度が高いと「硬水」、低いと「軟水」と呼ばれます。そして「硬度」こそミネラルウォーターの味やおいしさを決めるとても大切な要素です。
硬水の特徴・良さは
- ミネラル分が豊富でミネラル補給に適している
- パスタを茹でる時やお肉の煮込み料理に適している
- 便秘解消効果が期待できる
など、水分補給とともにミネラル補給ができるのが硬水の最大のポイント。
軟水の特徴・良さは
- 飲みやすく、口あたりがまろやか
- 赤ちゃんの調乳に適している
- だしを使う和食、お茶や紅茶などに適している
- 肌や髪にも優しい
など、飲みやすく口当たりがまろやかな所が最大のポイントです。
是非ご自身のミネラルウォーター選びの参考にされてください。